Q:分散投資か集中投資か?
A:リスクを減らして大きなリターンを諦めるか、リスクをとって大きなリターンを狙うかなので、どちいらが良い悪いというものではなく、使い分けたほうがいい。どちらかに決めるのではなく、普段は分散しながら、集中投資してもいい会社が見つかったら迷わず突っ込むべきである。
ー集中投資がいい場合
自分の運用する金額が小さい
しっかり調査して自信のある銘柄を見つけた
相場全体が暴落で安くなっている局面だ
下落時は素早くロスカットできる技術がある
短期売買
上昇の初動で買うことができそう
短期で資産を増やしにいく場面だ
など、これらの要素を多く満たすほど集中投資がいい。
ー分散投資がいい場合
自分の運用する金額が大きい
自分の資産を増やすことより、減らさなければいい
兼業や他にやることがあるので、株式投資に十分な時間を割けない
会社を詳しく調べる時間がない
相場全体が高値である
ロスカットはなるべくしたくない
十分な売買技術がない
中長期保有が中心だ
バリュー投資や低位株投資が中心
これらの要素を多く満たすほど分散投資がいい。
実際の運用では資産100を運用するとして、株式30,20,10,5,5,1,1,1,1残り現金のように半分は集中投資しているが、残りは優待株や高配当株を保有しつつ、現金も残すといった感じになっていることが多い。
資産100のうち50は2銘柄に集中投資していると言えるし、半分は分散投資と現金なので、リスクも抑えている。
このように、どちらか一つではなく、資産は運用技術や投資対象によって傾斜配分するのがいいというのが私の結論である。
2020年現在、ウォーレンバフェットはアップル株に4割以上集中投資している。