情報は、より上流にあるものほど価値が高い。
一次情報:自分で収集して得られた、市場に周知されていない考察
二次情報:会社の公式発表など、適時開示情報、EDINET、社長の発言など
三次情報:一次、二次情報を元にした記事、まとめ記事、考察記事など
価値の高いのは一次情報のほうなので、可能ならそっちを中心にしたほうがいい。
ただし、一次情報の多くは二次情報の分析によって得られるため、二次情報も必要である。
二次、三次情報には投資家に内容を周知させ、市場に織り込ませる効果がある。
大手メディアの情報はこの効果が強いため、一次情報がいつ、どのような形で報道されたかを見ておくことは有効である。
適時開示情報は二次情報と考えるが、日経新聞や株探、ツイッターなどはほとんどが二次情報を加工しただけのものである。
効率よく情報を得るためのツールであり、それが必要ないならなくてもいいものだ。
一次情報も拡散された時点で二次か三次に格下げとなる。
四季報などもほとんどが二次、三次情報だが、自分で決算短信や有価証券報告書を読んで分析するのはかなりの時間と労力を要するため、それをまとめた情報を買っているという形になる。
まずはどのランクの情報なのかを意識して情報収集する。
次に、その情報がどの程度市場に周知されているのかを測る。
私が日経新聞や株探を毎日見ているのは、市場に周知させる力が強いからである。
日経の記事の内容は詳しく読まないことが多いが、どのような見出しで報道されているかに関しては見ておくという活用の仕方をする。
まとめ
・一次情報を中心に収集した方がいいが、効率を上げるために二次、三次情報ツールを活用する。
・二次、三次情報はいつ、どんなタイミング、解釈で市場に伝わったかを把握する
・大手メディアの報道は、内容よりも報道の仕方や拡散具合を意識する